FAQ

家庭内LAN編

Q1.家で複数のパソコンを使っているのですが、フロッピーディスクに入りきらない大きなデータは、どのようにしてやりとりすればいいのでしょうか。
A1.データをやりとりする方法には大きく分けて2種類あり、1つはMO(光磁気ディスク)やZipといった媒体を使った方法と、もう1つはネットワーク等を使用した媒体を使わない方法です。
 媒体を使った場合、大きなデータも簡単に移動できるというメリットはありますが、データのやり取りに時間がかかったり、装置や媒体を準備するのにコストがかかります。
 しかし、ネットワークを使用した場合は、ケーブル1本、またはハブやネットワークカードといった安価な装置を購入するだけで準備完了です。


 媒体移動の特徴
  1. 大きなデータを移動できるが、環境の準備がたいへん
    装置をそれぞれのパソコンに準備できない場合は、使うパソコンに付け替えるという作業が必要となる。
    (現在ではUSBという接続端子が普及し始めているため、装置の付け替えは少し楽になった)
    装置や媒体が高価である。
    ・MO装置が640MB記録できるUSB接続のもので約4万円、媒体は640MBで1枚約1,000円
    ・Zip装置が100MB記録できるUSB接続のもので約2万円、媒体は100MBで1枚約1,700円
     
  2. 大きなデータでも友人とやりとりできる
    友人が同じ装置MOやZipなどを持っている場合は、媒体を持っていくだけでデータを渡すことができる。

 ネットワーク移動の特徴
  1. 少ない費用で環境を整えられる
    2台のパソコンであれば、ケーブル1本で接続することができる。
    シリアル、パラレル、USBといった端子を利用し、リンクケーブルという専用のケーブルで接続する。またケーブルを使わない赤外線通信といった方法もある。)
    現在ではUSB端子を持ったパソコンが普及しているため、USB端子を利用した接続でかなり高速にデータの送受信ができるようになった。(USBリンクケーブル約1万円弱)
    またハブ(数千円)というネットワーク接続装置を使用すると、数台のパソコンをネットワークに同時に接続することができるようになる。
    しかしこの場合、パソコン側にネットワークに接続するためのアダプタやケーブルが必要となる。
     
  2. ネットワークに接続しているパソコンの装置を共有できるようになる
    ネットワークに接続しているパソコンが同じOS(WindowsやMacintosh)であれば、プリンタやMO装置などを直接接続していないパソコンからも利用できるようになる。
    (MacintoshやWindowsが混在しているネットワークでは、WindowsからMacintoshを認識するといったソフトウェアを使用することにより、データの送受信やプリンタなどの共有が可能となる)
     
  3. 設定が難しい
    ネットワークを利用してのデータの送受信やプリンタなどの共有はたいへん便利であるが、システムの設定が少々難しい。
     


Q2.自宅のパソコンからモデムを使ってインターネットを楽しんでいますが、モデムに接続されていない他のパソコンからもインターネットに接続できるのでしょうか。
A2.モデムに直接接続しているパソコンとその他のパソコンが同じネットワークに接続されているのであれば、モデムを共有してどのパソコンからでもインターネットを楽しむことができます。
  1. ダイアルアップルータを使用したインターネットの利用
    ダイアルアップルータにはハブの機能を持ったものがあり、そのネットワーク端子に接続されたパソコンはネットワークとインターネット接続を共有することができる。
    ダイアルアップルータ(約4万円から)は、ISDN電話回線を使用してインターネットに接続するためアナログ回線よりも費用はかかるが、設定が簡単である。さらに最近では、無線LANに対応したものまで出てきており、非常に便利になってきている。
     
  2. TA、モデムを共有したインターネットの利用
    ハブ機能を持ったダイアルアップルータを使用しない場合は、モデムやTAなどを接続したパソコンをネットワークに接続し、モデムやTAなどを共有させればネットワークに接続している他のパソコンからでもインターネットに接続することができる。



Q3.家庭でWindowsパソコンとMacintoshパソコンの両方を利用しているのですが、データのやりとりやプリンタなどの共有はどうすればできますか。
A3.
 まずは同じネットワークに接続されている必要があります。

 次にWindowsとMacintoshで情報をやりとりするプロトコル(通信規約)が違うため、お互いのプロトコルを認識するためのソフトウェアを準備し設定することにより、相互のデータとプリンタなどを共有することができるようになります。
 お互いのプロトコルを認識するためのソフトウェアはたくさんありますが、
Windows上で動くソフトウェアとしてはPC MACLANが
Macintosh上で動くソフトウェアとしてはDAVEが
有名です。

 またプリンタだけを共有させたいのであれば、プリンタを直接ネットワークに接続するためのプリンタサーバ(約1万円から)を準備すれば実現できます。
この場合、プリンタサーバとプリンタがWindowsとMacintoshに対応している必要があります。

 媒体だけ(FDやMOやZip等)を共有させたいのであれば、Windowsフォーマットされた媒体を使ってください。
(MacintoshではWindowsフォーマットの媒体を使用することができ、WindowsではMacintoshフォーマットの媒体を使えないからです)
 さらにMacintosh上でWindowsのファイル形式を自動で認識させる場合や、Windows上でMacintoshフォーマットの媒体を認識させる場合には、専用のソフトウェア(約1万円)が必要となります。

 
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