FAQ

家庭内LAN用語編

10BASE−T(テン・ベイス・ティ)

1秒間に10Mビット(Mはメガと読む。1Mビットは約100万ビット)の情報を送れ、通信媒体には、より対線(ツイストペアケーブル)を使います。現在最もよく使われているイーサネット規格です。中心に集線装置であるハブを設置し、複数のツイストペアケーブル(より対線)を接続し、各ケーブルの端にコンピュータを接続(スター型)します。10BASE−T規格を高速化したものが、100BASE−TXです。1秒間に100Mビットの情報を遅れます。10BASE−Tとの混在も可能です。

DSU(Digital Service Unit、デジタル・サービス・ユニット)

ISDN回線を利用するのに必要な装置。ISDN回線の使用申し込みをおこなうと、利用者の建物内にNTTがDSUを設置してくれます。このDSUが電話局の交換機とデジタル回線で結ばれます。DSUに直接接続できるのは、デジタル電話機、デジタルファクシミリなどISDN用デジタル回線専用機器のみです。従来のアナログ電話機等を接続するにはTAと呼ばれる装置を介して接続します。

ISDN(Integrated Service Digital Network)

デジタル信号を使った公衆通信回線網で、コンピュータによるデータ通信、電話、FAXなど異なったサービスを統合的に扱います。日本ではNTTが「INSネット」という名前で提供しています。家庭用にはINS64が一般的です。これは、最大で1秒間に64Kビットの情報を通信できます。ISDNでは、1つの電話番号で、複数の機器を同時に使えます。

LAN(ラン、Local Area Network)

オフィスや工場など狭い範囲内で、コンピュータを相互に通信回線で接続したネットワークのことです。LANには幾つかの規格があります。主なものとして、イーサネット、トークンリング等があります。LANにおけるコンピュータの接続方式には、スター型、バス型、リング型があります。LANの通信媒体には、同軸ケーブル、より対線(ツイストペアケーブル、導線2本をより合わせたもの)、光ファイバーケーブル、無線などが使われます。

TA(Terminal Adapter、ターミナル・アダプター)

ISDNなどのデジタル公衆回線にアナログ電話機、ファクシミリ、コンピュータ等を接続するための機器で、DSUに接続します。コンピュータの信号はデジタルですが、ISDNを流れるデジタル信号とは形態が異なるため、TAを介する必要があります。

USBポート

最近のパソコンに標準的に装備されているポート。 キーボードやマウス、プリンタやスキャナ、TAやネットワークなどを接続することができる。 データの転送速度も非常に速く、パソコン2台間のデータ転送であれば、USBポートを使用したケーブル接続も現実的である。

イーサネット(Ethernet)

ゼロックス社、DEC社、インテル社が1980年に共同開発したLANの方式です。LANの標準方式として広く普及しています。イーサネットは、さらにいくつかの規格に分かれています。代表的な規格としては、10BASE−T、100BASE−TXなどがあります。

クライアント(client)

依頼人の意味。コンピュータ・ネットワークにおいて、他のコンピュータ(サーバ)に処理を要求し、その結果をサービスとして受け取るコンピュータのこと。

コンピュータ・ネットワーク

データを送受信する通信網をネットワークといい、特に複数のコンピュータを通信回線で接続したシステムをコンピュータ・ネットワークといいます。コンピュータをネットワーク化する最大の目的は、コンピュータそのものや、保存してあるデータ、プリンタやハードディスク等の資源(リソース)を共有化することです。種類としては、パソコン通信、LAN、WAN、インターネット等があります。

サーバ(server)

ネットワーク上で、クライアントに対してサービスを提供するコンピュータのこと。

シリアルポート

パソコンの背面にある「RS-232C」ケーブルを接続するためのポート。 通常は、リンクケーブルを接続しパソコン同士をつないだり、モデムやTAなどの通信装置を接続する。

赤外線通信

IrDA(アイアール・ディエイ、「赤外線データ通信協会」の略)に準拠した赤外線通信ポート同士でデータ通信を行うこと。最大4Mbpsでデータ転送ができ、赤外線ポートが付いたノートパソコン同士でデータの送受信をすることができる。

ダイヤルアップルータ

「ルータ」機能に、電話をかけてインターネットに接続する機能がついたもの。ISDN回線で利用します。DSUやTAといったISDN機器とイーサネット接続のハブを内蔵したものが販売されています。TAをすでに持っている人のために、ルータ機能部分だけの「単体ルータ」も売られています。複数のコンピュータから同時にインターネットに接続でき、LANを構築できます。また最近では、無線LANに対応したものまで出てきました。

ハブ(hub)

複数のコンピュータをLANに接続する装置(集線装置ともいう)のこと。複数のイーサネットポートと電源ケーブルがついているだけの簡単な装置で、ケーブルをつなぐだけで使用できます。
また最近では、無線LANといったケーブルを使わずデータを送受信できるものも出てきています。

プリンタサーバ

ネットワーク上のコンピュータでプリンタを共有することができる装置。 プリンタを直接ネットワークに接続でき、WindowsとMacintoshに対応したものであれば、WindowsとMacintoshが混在したネットワークに接続するだけで両方のパソコンから印刷することができるようになる。

リンクケーブル

データを送受信するためにパソコン同士を直接接続するケーブル。 ケーブルは接続するポート(端子)によって、USBリンクケーブル、パラレルリンクケーブル、シリアルリンクケーブルの3種類がある。 データの転送速度は、USBポート接続が一番速く、シリアルポート接続が一番遅い。

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