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 今回Cool!Web学園で紹介するのは、富山県立大門(だいもん)高等学校です。 大門高校は高度情報化社会のニーズに応え、『情報コース』を設置する普通科単独校です。平成7年度と8年度は100校プロジェクトにも参加し、富山県内の情報教育における石杖を確立しています。
 さらに、平成9年度、10年度は新100校プロジェクトに参加して、そのほかでは全国でも類を見ない『情報メディア』という科目を設置し、大きな注目を集めています。また、課題学習に関するホームページを作成したり、電子
メールで送信された読書会の感想を図書委員がまとめるなど、生徒が主体的となり活躍してます。
 さらには、海外の高校生と環境問題についてメール交換を行うなど、積極的にインターネットを日常の授業や学校生活の中で活用しています。
 12月にインターネット利用研究会(12月3日実施)が行われるなど、インターネット活用に関して実績のある「大門高校を」訪ね、ホームページやインターネットに関する話を伺いました。応対していただいたのは、江守教諭です。

◆大門高校の概要
昭和61年に創立された県下で最も新しい県立学校です。1学年6クラスの普通科の学校で、現在720名の生徒が学んでいます。学校の辺りは、田園風景がひろがり、広いグランドとゆとりある校舎の配置が素敵 です。この環境のなかで、のんびりした高校生活を送っています。ほぼ全員が4年生大学への進学を希望しており、毎年50名前後の生徒が国公立の大学へ進学します。
 授業の特徴は、何といっても普通科でありながら、一年生全員に「情報科学」(週2時間)の授業があることです。1学期にコンピュータの基本的なこと(ワープロ、表計算、メール、情報検索)をすべて習得し、2学期からは情報活用実践力を養います。さらに学習したい人は、2年・3年次に情報コースへ進むことができます。


●大門高校のホームページの特徴、制作意図、制作形態をお聞かせください 。
 本校のほとんどのページは生徒が制作しています。コンピュータ部員が中心になってホームぺージの制作を行っていますが、ホームページ作成ソフトは使用しないで、テキストでHTMLタグを入力して制作しています。内容は、生徒の生活面、学習面、学校行事などの活動報告が中心です。
 最近は、生徒に負けじと研究会など先生の活動報告も載るようになりました。


●インターネットを授業で活用されてるんでしょうか?
 授業では一年生の「情報科学」で課題に応じて自分の必要な情報の検索・収集に利用しています。また、全員にメールアドレスがあり、メールによる課題提出を行っています。二年生の「情報メディア」では、メーリングリストを作り、授業の感想、課題などを情報交換に活用しています。現在『家族とは』というテーマで課題研究をしています。  
 大門高校では学年を問わず、英語の授業では、最新のホットな話題をいち早くホームページで 検索し、生きた英語を学んでいます。 2・3年生情報コースは、1年間かけた課題研究(数学、理科)の成果をホームページで発表します。

●ホームページの公開した際、反響やエピソードなんかありませんでしたか。
 日本国内の高校ではいち早く(平成7年7月)英語ページを立ち上げました。現在「高校生による国際環境サミット」というプロジェクトを世界6カ国と行っていますが、はじまりはこの英語ページからでした。実は、英語ページを立ち上げるとすぐに、アメリカのサウスセーラム高校からこのプロジェクト参加への誘いがあったのです。
 その後、サウスセーラム高校教員が世界をまわり、このプロジェクトに賛同する6カ国の高校を募ったのです。このことを契機に、アメリカのサミットに参加するなど、活動範囲が国際的になってきました。そして、今でも多くの国からメールが届きます。

■制作する際の使用ソフトウェア・ハードウェア
ハードウェア:IBM Aptiva,Macintosh Perfoma575,Dell OptiPle GX1 ソフトウェア:エディターなど使用。

URL:http://www.daimon-hs.daimon.toyama.jp/index-j.html 
Tsuneaki Emori emori@daimon-hs.daimon.toyama.jp