<参加組識自己紹介>


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<活動事例紹介>


  1. 秋田インターネット協議会(田中氏)

    ・民間が主の協議会であることが特徴
    ・秋田インターネット研究会が起源(資料参照)

    • 92. 4 秋田大インターネット接続
    • 94.10 秋田インターネット研究会(AIR)発足
    ・秋田県の状況
    • 95. 6 大手商用プロバイダ進出(InfoWeb,InfoSphere)
    • 95. 9 工業技術センタ接続
    • 96. 4 秋田県地域情報ネットワーク形成支援事業
           県内11MAで、AP作る人に1000万補助
    • 96. 7 花ネット他7ネットワークオープン
    • 96.10 協議会発足
    • 97   バックボーン増強を検討
           各協議会で引くことにする

    ・北仙北インターネット協議会の状況(事務局 甲山さん)

    • 3町1村 4万7千人の地域。大手のAPが見込めない
    • 1000万補助でプロバイダ設立
    • 田沢湖芸術座が中心にユーザサイドで設立
    • 1年で会員250名、役場は専用線接続
    • 活動:各町村のホームページ作成、役場の利用支援
    • 講習会を30回以上実施
    • 女性、学校の先生への普及活動中
    • 地域の記者がホームページで発信している
    • 小中学校は無料ホームページ貸し
    • 地域情報の発信に力を入れていきたい
       オープン1周年記念で2泊3日旅行券+米1俵プレゼント付き
       田沢湖観光情報発信を実施

    ・白神インターネット協議会(事務局 藤田さん)

    • 行政と商工会議所が中心
    • 県内3番目規模の地域(10万人)
    • 96.12 プロバイダサービス開始
    • 開始前に250人申込、現在580名
       回線23本->47本へ増設
       9割個人会員
    • 地域情報発信を実施
       市役所情報(能代)
       全国バスケットボール大会中継
    • オフラインパーティ、賛助会員との懇談会実施
    • 教育への活用を実施
       教師との懇談会を計画
       能代地域内全校接続が決まった
    • 行政情報、図書館、防災(火災発生情報)に使っていきたい
    • 世界遺産白神の情報発信

    ・ミックスサラダ

    • 女性比率5%を増加、普及させたい
    • 秋田県協議会関連の女性職員(4人)が集まって活動
    • ホームページの作成
    • 4人交代で毎日日記
    • 地域イベント、地域オススメ情報の発信
       Short Trip(観光取材)、田沢湖紹介
    • 掲示板運営
    • オンライン入会可
    • 各地域のプチサラダ活動を充実していく
    • オンライン会議している
    • 普及講習会していく

    ・行政はプロバイダやらない

    • 11MAに1000万だした

    ・行政はコストセービングの考えに転換していくべきではないか?(個人見解)

    • いかにして「コストセービング」な行政サービスを行うかと言う方向に行政が転換して行くとすれば、TCP-IPで簡単につながるインターネットを活用する方が安くて良いという判断があれば、地域協議会はある意味で「情報インフラ」に成り得る可能性がある。

    ・今年になって上位としてテレコムODNを選択した地域協議会が4カ所になった。

    • バックボーンやゲートウェイの品質はもとより、特に足回りの回線の料金に「接続専用線料金」を適用出来ることで、光回線化を低価格に実現出来たことが選択の大きな要素になっている。

    ・もっと行政に施策を進めてほしい

    • 行政に期待することは、地域協議会を活用したもう一段階進んだ今後のグランドデザインを描いて、さまざまな分野でのアプリケーション展開の施策を進めて欲しい

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  2. 関西ネットワーク相互接続協会(中野氏)

    ・WINCの歴史

    • 92   全国で地域ネットワークの動き
    • 93. 3 設立 商用接続をまとめる組織
          学術系はORIONとNCA5でまとめる
    • 93. 4 運用(WIDE接続)
    • 93.秋 商用接続(IIJ)(後に東京インターネットへ)
    • 98. 3 プロバイダ業務停止

    ・WINCの役割

    • 商用利用接続(一時100組織)
    • コンテンツはやらない(キャリアで)
       コンテンツは他にやっている
    • 学術系以外を引き受ける
          JUNETを引き継ぐ
    • 勉強会(今はペンディング)

    ・運用

    • 特別会員:学会支援のため
    • 年間5000万規模
       半分は通信費、ISPへ
       他は4NOCへの補助金

    ・WINCのこれから

    • 3NOCは各府県の独自の動きになっている
    • 98.3 プロバイダ停止
    • 会員収入徐々に減るから、停止までの間赤字にならない努力をしている
    • WINC.AD.JPを維持したい
    • 何をするかは今年度考える
       ワイワイ言える組織として残す?
       日本橋にNOC置く? 各種委員会の横の連絡?

    ・大阪での学校の動き

    • 大阪教育委員会がNE.JP取得
    • 400学校にINS引く

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  3. 中国四国インターネット協議会(椿氏)

    ・経緯

    • 93. 3 設立(広島、愛媛、高知)
          JUNET解散の受け皿、相互接続の維持
          シンポジウム、出前デモ、普及啓蒙活動を実施
    • 96.12 IP Meeting開催

    ・活動状況

    • AUP:学術、研究、教育
    • 企業、地域ドメインは商用へ移行してもらっている
    • 100校接続サポート
    • 個人なし
    • 研究活動、教育利用の支援を増やしてきている
    • 行政はほおっておく(組織としてかかわらない)

    ・ネットワークの維持

    • WIDEとSINET 2本立て 某学術系問題の影響少ない
    • 課題
       NOC間 1.5M線 年間1000万かかる
       会費 年10万+接続料
       会費だけではしんどい
       ボランティアベースの限界
       やめるにやめれない
       SINETにしたくない
       財政持つ間(来年度くらい)にどうするか考えていきたい

    ・今後の活動

    • 地域貢献していきたい
       被爆地ヒロシマの情報発信
       式典のMBone 5カ国語中継
       被爆情報のWWW発信で平和貢献
    • 教育
       子供の国際協力プロジェクト
       100校接続支援
       教育利用研究会、シンポジウム開催

    ・あと1年半バックボーン維持できなければ考え直さないといけない
    ・高知は県域に変わりつつある
    ・苦しいけどヤメるにヤメれない。今のところ維持していく

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  4. 富山インターネット協議会(安宅氏)

    ・組織概要

    • 産学官の組織 97.9で50組織
       産21組織、県関連機関多い
    • 設立目的
       コンピュータと人のネットワーク化
       地域の活性化
    • 県から補助金

    ・経緯

    • 92   SINET金沢ノード
    • 94. 5 FITnet設立
    • 94.10 JUNET解散
          行政がつながり出した/SINETが認めてくれない
    • 95. 6 Triton設立
    • 95.10 運用開始
    • 大学と民間の二人三脚できた

    ・活動概要

    • 他地域とあまり変わらない
    • 95年 運用開始、講演会・講座開催
    • 96年 バックボーン増速
          ML開催:Toyama-salon, La-La-La
          トリトンネットワークスクール(技術者養成)
          養護学校接続支援
    • 97年 先を見越した何かを模索中
          97.7 地域IX関係者会議->ML
             県内プロバイダ会議->ML
          97.9 地域協議会会議

    ・課題

    • ボランティア依存の比重
    • 運用委託、事務委託:ただしボランティア的
    • プロバイダの意義の見直し
    • 普及啓蒙活動の転換期にきている
    • 技術者の成長(量、質)が社会の変化に対応できてない

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<ディスカッション>


  1. 地域IXの問題をどう考えているか?

    ・辰巳氏(北海道)

    • 文句を言えば某学術系も運用面で変わる
    • IXは必要になると思われる
    • メールがfailすることある->医療には使えない
    • Northではシンクタンを巻き込んで北海道におけるInternetの現状を把握するための数値データを集め、地域IXの可能性やその価値を検討し実験をしながら改善策を練り、new-NORTHの活動を進めたいと思っている

    ・中村氏(山口)

    • 某学術系みたいなポンコツのIXならいらない
    • 1,2年を過ぎて、時代に対する流動性が必要

    ・辰巳氏

    • やっていないのに文句をいうのはいけない
    • 色々な技術開発,地域地域でデータを出すことが必要
    • 技術と人の問題が大きい
    • 地域から声を出すことが大事
    • 地域でIX上げて大丈夫か心配との声もある
    • 同じ失敗をしないために情報交換が大事

    ・中川氏(富山)

    • トポロジ的には変わらない話
    • 某NTTは全国にバックボーン引いてくれるわけでない
    • 今から数年は地域IX必要

    ・中野氏(関西)

    • 関西にはIXの議論ない

    ・中川氏

    • 問題は人、技術、金
    • どんなやり方があるか情報交換していこう
    • 技術的には、東北型:大手から見えない、山梨型:大手を巻込む
            東海岡山型:HUB型
    • アプリケーションレイヤ、キャッシュが考えられる

    ・井尻氏(山梨)

    • 仕掛人は林先生(山梨大学)
    • 県内通信は東京経由でなく県内で完結したい
    • 県はYNIXで情報化の名をとりたい
    • 県はプロバイダやらない
    • NTTのってこなかった
    • 大手プロバイダから苦情きた
           各地で同じことをしたら大変
    • 県予算で近々立ち上がる
    • 山梨協議会で技術面をボランティア的にサポートする
    • 閉じたAS番号でIXやっていく
    • ルートサーバを上げる
    • 10月から機器調整に入る
       NOC SEは携帯電話必須
    • 地域ネットワーク同志でIDを相互乗り入れすればいい

    ・脇山氏(東北)

    • TRIXやっている
    • 96. 3 話を始めた
    • 96.12 運用開始
          IPパケットのデータでどれくらい効果あるか調査している
          内部はRIPとStatic
          ルートサーバ上げた
          データ、論文はWebに上げてある

  2. 情報交換の場の紹介

    ・辰巳氏
    • ITRCでネットワーク研究を学問的にしようとしている
    • 発表してほしい
    • がんばっている先生がつぶれると地域がつぶれる

    ・中村氏

    • 大学の先生は日が当たらない
    • 県が表彰するといい

    ・辰巳氏

    • ITRC
    • 自己満足でも非難に耐えてほしい
          自己満足する、自身で発表する、非難に耐える、評価する人が出てくる
    • 新しい学問になるんじゃないか
    • まず発表することが大事
    • 現状をよくするために助けあう
    • やりまくってほしい

    ・中川氏

    • 情報処理学会分散システム運用技術研究会(DSM) 98.2.5-6 シンポジウム開催

    ・相原氏(中国・四国)

    • ITRC 2月12-13シンポジウム
    • 11月26-28美里町で合宿
    • ITRCの前身はJAINコンソシアム  地域のことをやっている

  3. 技術力Upが必要

    ・相原氏

    • ネットワークのどこが悪いのか分かる地域の技術者がいない
    • インターネットはもともとIXのようにネットークがつながったもの
    • 技術力のUpが必要 すそ野が必要
    • いろんなバックボーンを使い分けて快適に運用できる技術者がいない

  4. 地域は次ぎに何をするか?

    ・石井氏(神戸)

    • 地域は次ぎに何をするのか案はないか?

    ・辰巳氏

    • 医療NetNewsやっている
    • MDX:医療系に閉じたネットワークをやってみる予定
          癌、循環器
    • 情報の質が今後問われる
          危ない医者のリスト(薮医者リスト)は違う
          医者と患者が戦うのは病気
    • インターネット医療情報協議会みたいなので悪いことを無くしていく
    • インターネットを安全に使うためのJAROみたいなものを作るが必要では?
          クレームを受付け,二次災害を食い止める

    ・田中氏(秋田)

    • ネットワークを使ってよくならないか考えてる人が集まっているはず
    • TRIXは富士通系だけ快適
    • ODN,OCNやってみた。ボトムアップでガンカン言わないと良くならない
    • 関西の大学のホームページが見えない
    • 行政コストも含めてよいサービスの提供を考える集まり
    • サービスの前提として、ちゃんとつながる環境を用意しろと言う集まり

    ・辰巳氏

    • 上位プロバイダに文句を言おう
    • 某学術系に思いやりを持って文句を言おう

    ・中村氏

    • 大学の先生はネットワークをただだと思っている。税金だ。

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<地域型ドメイン名について>


  1. 説明

    ・河北氏(JPNIC)

    • ドメイン名グループで何を考えているか
       1)OR.JPの整理
         これまでは財団関係や任意団体
         法人と非法人に分けたい
       2)個人ドメイン名の扱い
         今は地域に密着
         非密着を設けたい
       3)教育(K12)のドメインをどうするか
       4)地域型ドメイン名の見直し
       5)ブランドドメイン名

    ・奥山氏(JPNIC:K12)

    • 何が起きているか
       学校のネットワーク接続が進んでいる
       地域でまとまって接続される方向にある
    • 現在学校の独自ドメインは165
       小19,中40,高102,盲聾4
       他はACや他のサブ
    • 現在のドメインの問題
       地域ドメインだと学校がわからない
       附属は大学のサブドメイン
       まとめ方
        学校でまとめるか? 地域でまとめるか?
    • なぜまとめるとよいか
       学校と分かるようにする−ディレクトリサービスの問題
       アクセスコントロールの問題
       登録の問題
       識別子がいる−課金、ソフト開発
    • どうあるべきか
       現状のまま
       地域+ed(edu,k12)
       ed+地域
    • 学校のドメインは地域と密着させるべきか?
    • 地域でまとめるか?
       地域か属性か?
       delegateできるか?

  2. 意見交換

    ・河北氏

    • 文部省 12府県の学校を全部つなぐモデル事業ある
          全国だと4万校
    • ドメインをdelegationしたい
       条件 公立、私立、幼稚園平等に

    ・上越教育ネットワーク研究会

    • 3市の教育事務所で60校
    • 別ドメインをとった JORNE.OR.JP
       学校をサブドメインに収容
    • 学校にはまとまるエリアがある(県域とは違う)
       エリア毎に事情が違う
    • 学校内にも2つの意見ある
       先生が移動してもアドレスが変わらない
       学校としてアドレスが一つあった方がいい
    • 文部省の県域事業だと不安(地域密着が必要)
    • 学校の中は旧態依然
    • 厳密でなく融通性ある方がよい

    ・中川氏

    • K12をどこに入れるかは流れの問題
    • 根本はdelegationできるかどうか
       技術的にできるか(DB)
        whois DB,DNS,接続情報
        アウトソーシング等でサポート体制作る?
       ドメイン名に関する苦情を処理できるか

    ・奥山氏

    • 強制するのでなく安全な枠組みを作りたい

    ・谷本氏(香川)

    • 学校ネット用に県教委でドメインとった(県の前に)
    • 市町の決定権に県が決めるのは難しい
    • 香川は私立もOK
       幼稚園は県教委のボランティアとして可能と思う

    ・河北氏

    • prefの下に学校を収容できるか?
・奥山氏

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